「聲の形」が良い漫画すぎて全米が泣いた。【漫画レビュー】
はじめに
聲の形 コミック 全7巻完結セット (週刊少年マガジンKC)
ひとまず、先に一言だけ言わせて下さい。
何これ。めっちゃええ漫画やん。
私、結構流行りモノを軽視する傾向にあるんですけど、いや、定番・王道モノも、良いやつは好きですよ。ワンピース、スラムダンク、ハガレンとか。
ただときどきあるじゃないですか。そんなこれ言うほどいい?みたいなやつ。で、この「聲の形」も、ただ流行っているだけでしょうと。
そう。舐めてたんですよ、私は。
ネタバレはもちろんなしで。
耳が聞こえない女の子と、それをいじめてしまった男の子。その2人を中心に描かれるお話です。全7巻。
2015年版『このマンガがすごい!』オトコ編で第1位。
『マンガ大賞2015』で第3位を受賞しています。
感想
この漫画のすごいところは、物語なのに関わらず、
全くキレイ事で片付けないところ。
恨んだって、ぶつかったって、人間そんなに簡単に変わらない。距離を縮めたと思ったら、実は虚像の友達ごっこだったり。
八方美人でもなく、冷酷でもなく、いじめるでもなく、傍観するでもなく、自然体として接せられるのか。自分のこととして捉えられるのか。障がい・いじめに正面から 向かい合っていけるのか。
何が正解なのかもわからないし、これからも正しいものなんかないんだよね。
深く響く・考えさせられる漫画でした。
終わり方も、私的にはすごく納得できるラストですごく良かった。
全体的にすごく泣ける!!!!全米が泣く!(全米は泣いてません)
リアルに漫画でこんなに泣いたの初めてです。何が泣けたって難しいんですけど、シーンで泣けるというよりもストーリーがすごく身に染みる。友情?家族愛?って感じです。恋愛でストーリがまとまらなかったのもよかった。
軽いか重いかで聞かれると、どっちかというと重い系ですが、みんな過去を背負いながらも未来へ向けて生きていっているんで 暗~く、どんよ~りする内容ではないです。
まとめ
とりあえず言いたいことは、最初に言ったひとつだけです。
めっちゃええ漫画やねん。
流行りモノが苦手なあなた。そんなあなたにこそ読んでほしい。
1回騙されたと思って、ちょっと読んでみて下さい、まじで。
聲の形 コミック 全7巻完結セット (週刊少年マガジンKC)
- 作者: 大今良時
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/12/17
- メディア: コミック
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